| 
						
						  
 
 1.7月17日(火)、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、タイホン村人民委員会との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「タイホン村小学校拡充計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
     (1)供与金額         122,313 米ドル   (2) 要請元
 タイホン村人民委員会
   2.案件内容                            
                          (1)タイホン村小学校は、タイビン省タイトゥイ郡タイホン村に位置している。タイホン村は人口約8,200人、世帯数1,700の農村であり、貧困世帯数の割合は18%に達している。主な産業は農業及び家禽育種であり、主要農作物は、米、とうもろこし等である。
   (2)タイホン村小学校は1972年に建設された校舎(5部屋)と1969年に建設された校舎(3部屋、うち1部屋を教室として使用)、及び1969年に建設された校舎(2部屋)の合計8部屋を使って、2シフト制でかろうじて運営されている。現在、校舎内は老朽化しており、随所が危険な状態にあることから、生徒の安全や健康上の懸念が高まっていた。   (3)このような事情に鑑み、今回、タイホン村人民委員会は、生徒が安全な環境の下で終日授業を受けることが出来るように、新校舎(8部屋)の建設を計画しており、日本政府としては、新校舎の建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。   3.署名式では、鈴木秀生臨時代理大使とブイ・スアン・ギア(Mr.Bui Xuan Nghia)タイホン村人民委員長が贈与契約書に署名を行った。   4.署名式において鈴木秀生臨時代理大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトによって、タイホン村小学校の教育環境が大きく改善されること、また、日本とベトナムの間の友情と相互理解が益々深まることを期待します」と述べた。     
 
 
 |